Abalone Pearl
奇跡のアワビ真珠
鮑(あわび)は高級食材として連想される方も多いかと思いますが、
幸せや豊かさ、不老長寿を叶える縁起貝と言われています。
そんな鮑から真珠が取れるということは、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
WSPでは、大変稀少な鮑で養殖されたアワビ真珠(アバロンパール)のジュエリーを取り扱っています。
今回は、アバロンパールの養殖の難しさと稀少性や美しさの秘密についてご説明します。
#1
困難なアワビ真珠の養殖


あこや真珠や南洋真珠など、一般的にほとんどの真珠は二枚貝で養殖されています。
真珠の養殖は、母貝の中に核を挿入し養殖をしますが、
鮑は巻貝であることに加え、他の巻き貝に比べて平たいため核入れが難しく、
また二枚貝のように身を切って中に核を挿入すると、鮑はすぐに弱って死んでしまうため、大変な手間と高度な技術が必要です。
そんな中、貝の外から穴を開けて核を挿入し、取れないように外から留めるなど
アワビ貝に核を付着させる方法が発明されました。
鮑は、太い足で動き回り、海藻を餌とします。
この動きも、二枚貝とは全く異なります。生け簀には海藻を毎日のようにあげなければいけません。
収穫までは 最低18ヶ月以上、中には2年以上かかる事もあります。
アワビ貝のパールはマベパールのような半円ではなく厚みは少ないものの、
そもそも貝の形状も異なる巻貝で、核を定着させパールの養殖をするということ自体が、奇跡に近い事と言われています。
#2
色とりどりで虹色に輝くハリオティスイリス(虹色鮑)
アワビ真珠の養殖は非常に難しく、成功しているのは世界でも1-2か国と言われています。
メキシコ湾でも養殖されているようですが、貝の大きさが大きく種類はニュージーランドの鮑とは異なります。
緑がかった青から紫やピンクなど美しく虹色に輝く真珠は、
ニュージーランドの豊かな海で貝が摂取した豊富な餌(海藻)により育まれます。
ハリオティスイリス(虹色鮑)は、ニュージーランドにしか生息しておらず、世界で一番美しいアバロンパールと言われています。
#3
ニュージーランドの宝物
このような奇跡に近い、美しい海の産物であるアワビパールは、ニュージーランドの宝物と言われています。
養殖場では、大粒で大変美しいものには、個々に名前を付けられることもあるようです。
ニュージーランドの宝物ですので、首相などが海外訪問の際に、プレゼントに持っていかれる事もあり、
イギリスの故エリザベス女王、キャサリン皇太子妃、ドイツのメルケル前首相などに献上されています。
ニュージーランドの美しい海で育まれ養殖された、ナチュラルカラーのアバロンパール(アワビ真珠)。
まるで深い海の色を集めたような、神秘的で妖艶な魅力を放つアバロンパールを、ぜひお手元でご堪能ください。